こんにちは、Gaming Girl Press編集部です。
2021年、2022年と盛り上がってきたVALORANTの国際大会であるVCT(VALORANT Champions Tour)は、今年から大きくシステムが変わりましたね。
また、2回目の国際大会(Masters)を東京で開催することがRiot Games ONEのイベントで発表され、盛り上がったのも懐かしいです。
さっそく先日の1月14日・15日に、VCTの予選ともいえる日本大会「VALORANT Challengers Japan(通称VCJ)」のOpen Qualifierが開催されました!
VALORANT Challengers Japan 2023
— VALORANT Challengers Japan (@valesportscl_jp) January 10, 2023
Split 1 Open Qualifier
トーナメント発表🔥
[GroupA ~ GroupD]
詳細はこちらから👇https://t.co/ScC6cNgac0
※Split 1 Open Qualifierの配信はございません#VCJ#VALORANT pic.twitter.com/gjiBJHLmtv
配信がなかったので、結果にドキドキしながら待っていたファンの方も多いことでしょう。
ここで勝利した8チームは、1月28日(土)から開催されるMain Stageに進出します。
こちらは配信も行われるので楽しみですね!
そこで今回は、VCTならびにVCJの簡単なルール説明に加えて、Open Qualifierで見事勝ち上がった上位8チームを紹介していきます。
VCJをより楽しむための参考になれば幸いです!

VCJ(VALORANT Challengers Japan)とは?
まずは、VCJのシステムについて簡単に紹介します。
過去2年間にわたって開催されていたVALORANTの国際大会「VALORANT Champions Tour(VCT)」は、今年制度がリニューアルされました。
世界各地域を制したチームが激突する最高峰の戦い「Global Events」の出場権をかけて戦うインターナショナルリーグが設立されています。
日本リージョンからはあらかじめZETA DIVISION, Detonation FocusMe(DFM)の出場が決まっています。
インターナショナルリーグへの出場権を争うASCENSION(アセンション)の出場枠をかけて戦うのが、先日開催されたChallengersリーグです。
昨年までと比べると、結構ややこしくなった感じがしますね。
わかりづらいと思うので図にしてみました。

Challengersの覇者のみが参加権利を得るアセンションは、これまででいう「LCQ(Last Chance Qualifier)」のような感じでしょうか。
ただし注意が必要なのは、アセンションの覇者は翌年のインターナショナルリーグの出場枠を獲得するので、今年のインターナショナルリーグに出られる訳ではないということです。
今回開幕したChallengersリーグはOpen Qualifier→Main Stage→Playoffの3ステージ制で、Playoffを制した1チームのみがアセンションに出場できます。
非常に厳しい戦いかつ、実力による勝敗がはっきりとつくリーグ形式になっていますね…!

VCT2023 Split1 Main Stage進出決定の8チームは?
それでは本題の、VCJ2023のSplit1で見事Main Stageに進出を決めた8チームと、そのロースター(選手・コーチ等)を紹介していきます!
※選手・コーチとして紹介する際には敬称略の表記をとっています。
①FENNEL
Group Aを制したのはFENNELです。
e-sportsの名門チームながら、アパレルやヒップホップとのコラボなどお洒落なイメージがあります。
昨年はVALORANTの女性大会であるGame Changersで国内戦・東アジア戦を制したFENNEL ホテラバの活躍も記憶に新しいですね!
今年は大きくロースターを変えて挑みました。
Player
・CLZ
・JoxJo
・Xdll
・SyouTa
・hiroronn
Head Coach
・Johnta
Coach
・mltdwn
・Euler
Analyst
・kir1n
プレイヤーはCLZ以外すべて入れ替わりとなりました。
NORTHEPTIONからJoxJo、Crest Gaming ZstからSyouTa、ZETA ACADEMYからhiroronnを獲得しています。
また、ZETA DIVISIONでTENNNが休養していた際、6人目として期間限定でSCARZからZETAに移籍していたXdllが加入。
まさに抜け目のない布陣といえます。
Open Qualifierでは、人気ストリーマーの加藤純一さんがオーナーを務めるムラッシュゲーミングとの決勝が注目されていましたが、2-0で勝利。
しっかりとMain Stageに駒を進めました。
②IGZIST
Group Bを制したのはIGZIST。
最近は「VALORANT LAB —ヴァロラボ—」というチャンネルで、初心者向けの解説チャンネルも運営されています。
今年はこの6名でのロースターとなりました。
Player
・oitaN
・RIPablo
・thiefy
・GangPin
・Norisen
・poem
Coach
・hNt
昨シーズン大活躍だったLakiaは移籍してしまいましたが、oitaN, RIPablo, poemは引き続きIGZISTの土台を固めています。
また、IGZISTは昨シーズンの途中からthiefy, GangPinが加入。2人はともに18歳でありながら、将来がとても有望な選手です。
また昨年末にはREJECTからNorisenも加入し、Open Qualifier決勝ではGood 8 Squadというチームに2-1で勝利。
ちなみに先述のヴァロラボでメインで解説されているのはpoemさん。
プロ選手の丁寧な解説を聞けるなんて嬉しすぎますね。
③Crazy Raccoon
Group Cを勝ち上がったのは、もはや説明不要ともいえるeスポーツ強豪チームCrazy Raccoon。
日本リージョンで初めてMastersに出場したチームであり、人気としてはZETA DIVISIONとも並ぶレベルです。
あの「CRカップ」の主催チームとしても知られていますね。
そんなCRのロースターは以下の通りです。
Player
・makiba
・Meiy
・neth
・popogachi
・Medusa
Coach
・Astell
・NorthenLights
Absolute JUPITER(現ZETA DIVISION)の6人目としてVALORANT部門に所属したのち、学業に専念するためストリーマーとして活動してきたmakibaが、CRに移籍しプロシーンに戻ってきました。
CRとZETA間でのVALORANT選手の移動は初ですね。
Meiyとpopogachiは2022年から在籍しており、nethは2021年のMastersレイキャビクから引き続きチームのリーダーを務めます。
MedusaはREJECTからの移籍加入ですが、同じく2021年のMastersにCRから出場していたので出戻りという形ですね。
また、2021年を同チームで選手として戦ったAstellがヘッドコーチに就任。
非常に安定感のあるロースターで、優勝候補の筆頭格といえます。
決勝は強豪チームであるFAV gamingを2-0で下し、メインステージ進出を決めました。
④Sengoku Gaming
Group Dを制したSengoku Gamingも、eスポーツチームとしては名門ですね。
Sengoku Gamingは昨年から3名が続投、2名が新規加入となっています。
Player
・something
・Vici
・Fisker
・misaya
・nobita
Coach
・Relife
・Senpai
人力チーターと名高いsomething(smth), 同じくロシア人選手のVici, コスプレなどでもファンを楽しませるmisayaが引き続きチームを支えます。
ここに昨年FAV gamingを脱退したFisker, 2021年からアマチュアチーム・プロチームなどでVCTに出場してきたキャリアを持つnobitaが加入しました。
決勝はENTER FORCE.36というチームに2-0で勝利。Main Stageに進みます。
⑤NORTHEPTION
Group EからMain Stageに進むNORTHEPTIONは、今やVALORANTの名門といっても過言ではないでしょう。
2021年のLCQからの活躍はめざましく、2022年はコペンハーゲンで行われたMastersに出場しています。
そんなNORTHEPTIONのロースターは以下のメンバーです。
Player
・TenTen
・Moothie
・BlackWiz
・Derialy
・Maufin
Coach
・Jaemin
BlackWizとDerialyの2人を残し、残りの3名は新しいメンバーになっています。
世界トップレベルのエース選手であるMeteorが抜けてしまった穴は大きいですが、そこになんとMeteorの実弟であるTenTenが入ってきました。
Moothieは元々APEXの韓国プロプレイヤーでしたが、2020年からVALORANTに転向しキャリアを重ねている選手。
また、Maufinはフォートナイトの元プロ選手であり、有名ストリーマーのボドカさんがオーナーを務めるチームであるRiddleから期間限定で移籍しています。
Open Qualifierの決勝では、魚群というチームに2-0で勝利しました。
⑥REJECT
Group Fを勝ち上がったのはREJECT。こちらも言わずと知れた有名チームですね。
メンバーは2022年を戦ったチームから総入れ替えとなりました。
Player
・Flax
・Skyfull
・ЯIA
・BRIAN
・Allen
Coach
・Flame
・mikke
FlaxとЯIAは昨年Quintette Shizuoka, SkyfullはDETONATOR, AllenはInsomniaでそれぞれ活動していました。
BRIANはREJECT ACADEMY(現在は休止)から昇格して正式にプレイヤーとなりました。
完全新生のロースターですが、Open Qualifierではすべて2-0、1ラウンドも落とさず優勝。
どんなチームに仕上がっているのが非常に気になりますね。
⑦SCARZ
Group GからMain Stageに進出したのはSCARZ。
こちらもメンバーが総入れ替えとなりましたが、同じチームからのまとまった移籍があったため完全な新生チームとは少し違います。
Player
・Jemkin
・Kr1stal
・善悪菌
・TORANECO
・Yoshiii
Coach
・Fadezis
Jemkin, Kr1stal, 善悪菌, TORANECOはBLUE BEESから移籍してきました。
そこに日本在住のフィリピン人であるYoshiiiが加入。
スクリム中の多言語が飛び交うクリップも有名ですが、ますます国際色豊かになりますね。
Open Qualifierの最後は2戦連続でArt(茨城忍者)らの所属するJadeiteを下しての優勝となりましたが、Lower Final・Grand Finalともに2-1で激戦だったようです。
24日にはKr1stalとJemkinが来日し、5人揃って日本でブートキャンプを実施しています。
⑧CREST GAMING Zst
最後のGroup Hを制したのはCREST GAMING Zstです。
CGZは2名の続投メンバーに加え、4名の新しい選手を獲得して今シーズンに挑みました。
Player
・Nerufi
・GON
・Marin
・kobra
・MrTenzouEz
・Hate
Nerufiとkobraの2名が昨シーズンから契約継続しています。
GONはしばらく競技シーンから離れストリーマーとして活動していましたが、約1年半ぶりにプロ復帰。
またSCARZからエース選手のMarinが移籍し、さらに開幕直前に18歳の超若手選手MrTenzouEzと韓国人選手Hateが加入。
日韓混合の6名体制でOpen Qualifierを勝ち上がりました。
最後の2戦はともにAnkerやSylFy, TENSAIらの所属するBC SWELLとの戦いとなり、Grand Finalでは2-1で制しています。
VCJ Main Stageは1月28日から!
ここまで8チームを紹介してきましたが、推したい・気になるチームはありましたか?
早くも目が離せない展開となっているVCJですが、Main Stageは今月28日の土曜日から開催されます。
とても楽しみですね。
ありがたいことに配信される予定なので、みんなで応援しましょう!
