こんにちは、GamingGirlPress編集部です。
今回は、ELECOM GAMING V Customのラピッドトリガーキーボード「VK600A」を紹介します!
2023年10月に発売したモデルですが、当時日本メーカー・日本語配列のラピッドトリガー搭載キーボードは珍しく、現在に至るまでも多くの人に使われています。
実際に2年ほど使ってみて、どうだったかを正直にレビューしていきます!
また、VK600Aユーザーからよく聞く「誤作動する」「反応しない」などの対処法についても解説しています(これらは不具合ではなく、解決可能です!)。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
VK600Aの基本スペックは?
まずは、主な仕様を簡単に紹介していきます。
・カラー:ブラック、ホワイト
・コネクター形状:USB-A プラグ
・接続方式:USB有線
・対応OS(Windows):Windows 11/10
・キー配列:日本語配列
・キーピッチ:19.0mm
・キータイプ:磁気式アナログ検出スイッチ
・キーストローク:4.0mm
・アクチュエーションポイント:0.1mm~3.8mm
・動作圧:30~60g
・レポートレート:最大1000Hz
・バックライト: 1677万色RGBライティング
・USBポート数:1
・電源:USBバスパワー
・ケーブル長:約2.0m
・キーサイズ:65%
・スタンド:あり
・重量:約662g ※ケーブル含まず
特筆すべき内容を以下にピックアップしていきます。
①カラーはブラック、ホワイトの2種類
カラーは黒と白の2種類を選ぶことができます。
デスク周りのカラーリングに合わせて選びたいですね。
編集部はホワイトを購入しましたが、2年使っても特に変色等は見られていません。
白いデバイスにはありがちな黄ばみにも強いのがうれしいです。
②日本語配列
もう一つの大きな特徴は、日本語配列(JIS配列)であることです。
ラピッドトリガーが最初に搭載され、今もなお人気のキーボード「Wooting(ウーティング)」には英語配列(US配列)しかありません。
日本語配列と英語配列の主な違いは、Windowsキーの有無やエンターキーの大きさです。
FPSをする際に大きな問題は出ませんが、テキストチャットやDiscord, 検索などの利便性を考慮したい人には、日本語配列の方がおすすめです。
もしUS配列が良いという場合は、後発モデルのVK720Aだと選べるのでこちらの方がおすすめです。
③エレコム独自のラピッドトリガー的なキースイッチ
VK600Aは、磁気検知式キーシステム「ELECOM Magnetic S.P.S Engine」を採用しています。
これはエレコムのオリジナルキースイッチで、Wootingでいうラピッドトリガーのようなものです。
(※今でこそ、ラピッドトリガーは一般的な名称になりましたが、元々はWooting独自のキースイッチのネーミングでした)
簡単に言うと、キーがどの高さにあるときも、「そこから何mm動いたか」を検知してくれるシステムです。
VK600Aでは最短0.1mmの幅でキーをONやOFFにすることができるのです。

これはFPS、特に素早い反応やストッピングが求められるVALORANTなどでは、パフォーマンスにとって重要な要素になります。
余談ですが、このキースイッチはメカニカルではないため、そもそも軸という概念はありません。
「銀軸のVK600A」というものがあったら、その時点で偽物なので注意してくださいね。
④65%キーボードで省スペース&利便性を両立
VK600Aは65%キーボードで、テンキーなどはありませんが、Wooting60HEなどの60%キーボードよりは若干キーが多いです。
この感じが、編集部としてはとてもちょうど良いと感じています。
スペースは取りたくないものの、矢印キーやDeleteなどのナビゲーションキーは最低限欲しいという人にもピッタリです。
(60%キーボードには、カーソルキーやナビゲーションキーはついていません)
いざ開封!外箱からもワクワク感が
開封時の写真を何枚か紹介します。

外箱は黒を基調としたシンプルなデザイン。
ライティング時のイメージ写真がきれいで、開封のワクワク感を高めてくれます。

内箱は青を基調としていて、近未来的かつ機械のゴツゴツ感があります。
そして登場した本体がこちら!

コンパクトで可愛いですね。
アップにするとわかるのですが、キーキャップの上部に出っ張りしているのと、表面は若干ザラッとしています。

これが手に吸い付く感じで、すごく良く馴染みます。
ライティングのパターンもさまざまあり、滑らかで綺麗です。
「押したときだけ押したキーが緑色に光る(エラーだと赤色に光)」という設定にもできるので、どのくらいの押し込みでキーが反応しているかもわかりやすいです。
こちらは付属品たち。

ケーブルやステッカーのほか、交換用のキーキャップやキーキャップリリース(プラー)も入っています。
実際に使ってみた感想は?繊細に動ける!
ここからが肝心ですが、使用感はどんな感じなのでしょうか?
実際にVK600Aを使ってみて、より細かい動きが可能になったと感じました。
止まってほしいタイミングで止まってくれたり、左右に動いて弾除けするという時もエイムのブレが少なくなったように思います。
ある編集部員はVALORANTでプラチナ1→ダイヤモンド3まで上がることができました。
もちろんキーボード以外のエイムや立ち回りの向上もありますが、キーボードの性能差で撃ち勝ったシーンも多々あった気がします。
誤作動や反応しない時は?おすすめの設定
VK600Aユーザーの中には、「誤作動が起こる」「キーボードが反応しない」という声をよく耳にします。
それぞれ対処法を解説していきます。
①誤作動が起こる
誤作動が起こってしまうのは、アクチュエーションポイントの短さ(最短0.1mm)による繊細さのためです。
そのため、誤作動防止機能をONにすることをおすすめします。
EG Toolのプロファイルトップページ下部の、「誤作動防止を有効にする」にチェックを入れるだけでONにできます。

これは、0.1〜0.2mmまではアクチュエーションポイント(AP)が反応しない(かつ、3.6〜3.8mmまではリセットポイントが反応しない)ようにする仕組みです。
これを聞くと、「0.1mmで反応しないようにするのはもったいない!」と思う人もいるかもしれません。
ですが、実際にAPを0.1mmで設定してしまうと、頻繁に誤作動を起こします。
よほど繊細に指先を使える方以外は0.1mmにするとデメリットの方が大きくなってしまうので、誤作動防止機能をONにするか、APを0.3mm以上にするのが良いと思います。
②キーボードが反応しない
キーボードが反応しない(接続が検知されない)のは、発売直後はたまにありましたが、現在はファームウェア(EG Tool)が改善されてほとんどなくなったように感じます。
それでもたびたび起こってしまう場合は、デスク周りの環境を今一度チェックしてみてください。
磁気性のキースイッチなので、強い磁力を発するものが近くに置いてあると、上手く動作しないことがあります。
スマートフォン、タブレット、磁気ネックレスなどはキーボードから離しておきましょう。
それでも何か問題があるときは、エレコムに問い合わせてみましょう。
日本企業なのでもちろん日本語に対応しており、丁寧なサポートを受けることができます。
ラピッドトリガーで思い通りのエイムに
ELECOM GAMINGのVK600Aは、以下のような方におすすめです。
・はじめてラピッドトリガー搭載キーボードを買う
・より繊細なエイムで敵に撃ち勝ちたい
・日本語配列のキーボードを使いたい
・日本語で手厚いサポートを受けたい
VK600Aで、思い通りのエイムに近づいていきましょう!

